2014.6.6
フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうにみえるのか
デザインをする時、作る物によって合わせた書体を選びます。
和文もそうですが、欧文のフォントなんか種類がたくさんあり歴史も古いため、特徴的なフォルムを持つ魅力的な書体も多い一方で、そのフォルム自体の成り立ちに意味がある場合が多く、それを完全に無視して、見た目だけで書体を選ぶのもどうなんだろうと常々思っているものの、なかなかベーシックな知識を得る機会がないものでした。
本書ではだれでも一度は目にした事のあるブランドやショップのロゴタイプに使われている、スタンダードなフォントを入り口にしてフォントの使い方を解説してくれます。
そのフォントを使う理由やフォント自体の成り立ち、合字にまで触れていたりするので、入り口はブランドのフォントの裏側と入りやすいところから始まりながらも、フォントの使い方の基本的な部分から復習できます。
結局フォントを選ぶ際にタブーはないという話に落ち着きますが、知っているのと知らないのだとフォントの選び方はまったく違いそうです。
実際文字を使ってもの作りをする人じゃなくても眺めて読むだけで、大きめに扱われたブランドロゴの写真とフォントのビジュアルが心地よく、好奇心を刺激してくれる良書です。
フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?

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