TOKYO ART BOOK FAIR 2025 が12月2週末にわたって開催

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今年で15回目を迎える「TOKYO ART BOOK FAIR(以下、TABF)」は、今回はじめて12月11日〜14日、19日〜21日の2週末ににわたって東京都現代美術館にて開催されます。

ひとつの国や地域に焦点を出版文化を紹介する企画「ゲストカントリー」はイタリアを特集。1966〜77年にかけてイタリアで制作された新聞や雑誌、パンフレット、エフェメラなどを収録した『YES YES YES Revolutionary Press in Italy 1966-1977』と、1978〜2006年にかけて刊行されたイタリアのZINEを批評的に紹介する『OUT OF THE GRID: Italian Zines 1978–2006』を紐解く展示を通じて、イタリアにおけるインディペンデント出版の歴史を探ります。

さらに、イタリアのデザインにおける企業と出版の関係性を切り口に集めた書籍の展示「Marchette」に加え、ブルーノ・ムナーリ、エンツォ・マーリ、エットレ・ソットサスらの絵本を多数刊行する出版社Corrainiによる展示も予定。

Courtesy of Corraini

1973年に設立されたイタリアの出版社Corrainiは、イラストレーション、デザイン、建築、写真、児童文学といった分野を横断する出版活動を展開してきました。その歴史の中でも、デザイナーのブルーノ・ムナーリ(Bruno Munari)との関係は特に際立っており、数多くの重要な出版物を生み出しています。

本展は、ブックオブジェ、遊び、インタラクションといった、ムナーリが子どもの本で常に追求してきたコンセプトを出発点とし、来場者が物語の中に入り込む体験を提供、『Toc-toc』から『Mai contenti』まで、本そのものやその一部を拡大して再現することで、大人も子どもも仕掛け扉をめくったり、動物やキャラクターが隠れている扉や窓を開いたりしながら、新たな物語を自由に想像することができます。

また、世界の難民のポートレートや「大切なもの」を記録したホンマタカシの作品展や、Pace Galleryがこれまでに制作してきた展覧会のインビテーションや図録などの印刷物のアーカイブを紹介する展示も開催予定となっています。

クリスマスシーズンに合わせたギフト企画「BOOK WRAPPING CORNER」

今年は12月に開催されるためクリスマスシーズンに合わせて、ブルーノ・ムナーリ、中村至男、デヴィッド・ホーヴィッツの3名によるTABFオリジナルのラッピングペーパーを使った梱包サービスを行う「BOOK WRAPPING CORNER」も登場します。

そのほか、トークショー、ワークショップ、サイン会、ライブパフォーマンス、キッズエリア「PLAYGROUND」、地域連動企画「ネイバーズ」、そしてSigma、New Balance、Museum of Imaginary Narrative Arts、バング & オルフセン ジャパン、ビームス カルチャー卜によるスペシャルブースなど、多彩なプログラムを展開します。

日時:

Week 1
12月11日(木)12:00-19:00 最終入場時間:18:30
12月12日(金)- 14日(日)11:00-18:00 最終入場時間:17:30

Week 2
12月19日(金)12:00-19:00 最終入場時間:18:30
12月20日(土)- 21日(日)11:00-18:00 最終入場時間:17:30

会場:東京都現代美術館 企画展示室B2F、エントランスホール ほか

住所:〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1

公式サイト:https://tokyoartbookfair.com/

入場料:オンラインチケット(日時指定)一般1,000円+発行手数料165円(税込)*小学生以下無料
※11月20日(木)12:00よりチケット販売開始予定。
公式サイト、SNSにて詳細をご案内いたします。
※当日券1,200円(販売は各日16時まで/予定数に達した場合はその時点で終了)
※一部のイベントには別途参加費が必要です。

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