2019.11.27
グレン・グールドをAIで復活 Glenn Gould as AI YAMAHA ジャンルになったグレングールド
独創的な演奏と演奏中に歌う奇行など、わかりやすい個性で一番お気に入りのピアニストにあげられることが多いのではと勝手に思っているグレングールド。
グレングールの演奏の特徴を機械学習させて、グールドが演奏したことない曲を演奏させる。そんないろんな意味でやばい取り組みがYAMAHAによって行われアルスエレクトロニカ・フェスティバルで発表されました。
これはGoogleがレンブラントの新作をAIで描かせたのに近い取り組みで、ベートーヴェンが生きていたら交響曲10番を作ってほしいとか、あの偉人が生きていたらどんな新作を作っただろうという、割と昔からあるテーマです。
ついにその波がグレングールドにまで及んできたかというのが正直な感想であんまりポジティブに捉えられなかったのですが、実際に再現されたものを映像でみてみるとなんとも言えない感動がありますね。グレングールドだったら絶対に演奏しなかったであろう曲を弾かせることも可能なわけで、倫理的にどうなんだろうと思うところはありますが、このAIがさらに成長してグレングールドがあまり演奏しなかったショパンの新しい演奏法を開発したりしたら面白いですね。
もしくはショパン弾かせようとしたら拒否したりし出したらグレングールドとしては本物なのかもしれません。

関連記事

Stan Getz |Focus 粋な勘違い
なんとなく音楽の話題はこのブログでは避けていたのですが、久々にがつんと来てしまったアルバムがありまして、とはいっても別に新しい現代のアルバムでもなく1961年のジャズです。

Tatiana Parra AquiとLight House
音楽を言葉で表現しようとすると別の音楽家に例えるかその雰囲気を詩的に表現するかと二分しますが、このブラジル人ミュージシャンを前者で語るとエリスレジーナとメレディスモンクのハイブリッドが歌う現代ショーロ

The Basement Tapes of Sigriour Nielsdottir – シグリドゥル・ニールスドッティルの秘密のカセットテープ
シグリドゥル・ニールスドゥッティルはアイスランドの音楽家です。