畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2014.7.29

装幀のなかの絵 有山達也


マガジンハウスから出ているクウネルという雑誌を初めて見た時、今でこそクウネルのような芯の通った写真の力を最大限に生かし、それ以外のデザイン要素は最小限に収める引き算系とも言えるデザインの雑誌は珍しくないですが、それまでマッチなデザインの雑誌しか読んだ事のなかった自分には衝撃的で、こんなにあっさりしていていいんだと感動すらしました。

そんなクウネルをはじめ様々なデザインを手がけているグラフィックデザイナー、有山達也さんのデザイン観が書かれている本書。

装幀のなかの絵

書店で手に取った時本の形が正方形に近くて、不思議なサイズ感だなと思い、開いてみると小口に余裕があり、ノンブルの位置も絶妙というか微妙な位置、ページをめくっていると、1ページ飛ばしたかなと思うほど紙が厚め。 天の方は断裁されていないのに、持った時指が触れる地の方だけ断裁されていて、全体的に未完成のような雰囲気があります。

装幀のなかの絵

内容は、イラストレーターや編集者とデザインを進める上でのやりとりなどが中心で、アートディレクションに関するお話がメインです。 内容もなんとなく現在進行形のような感じがして、さくっと読めてしまいました。 装丁と本の中身がとても良く合っている良書でした。

装幀のなかの絵 (四月と十月文庫3)


縞模様の歴史

関連記事

まな板文化論

【ジャケ買いシリーズ】まな板文化論 前野洋一と勘亭流

書籍のジャケ買いシリーズ第一弾です。

かたち

KATACHI 日本のかたち

日本文化とは変形の文化、文字も建築も書も元々大陸から入ってきた文化であり日本人はそれを独自の形に洗練させ日本の文化を作り上げてきました。今となっては日本の文化を代表するような茶も書も元々は大陸からやっ

白い表紙の本が増えている気がする、なんで?

近頃書店に行くとやたらと白い表紙を見かけます。以前はデザイン本でよく見た気がしますがデザイン本に限らず経済、一般書など至るところでよく見ます。

花椿

資生堂花椿 季刊誌として復活 4月25日

Web移行してしまったと思われた季刊誌として復活します。

ガラパゴス化する印刷 装丁の力

最近デザインを志望している人に会うと本の装丁がやってみたいという人によく会います。最近は自分で製本して本を作るのがちょっとブームのような感じになっていてワークショップもよく見かけます。

DRAFT 宮田識 仕事の流儀

DRAFT 宮田識 仕事の流儀 やっぱりKindleより本なのか

DRAFT 宮田識さんの仕事に対する考え方が詰まっています、装丁も素晴らしいです。

小さな出版社のつくり方

小さな出版社のつくり方

出版社を作るということから、仕事のやり方について考えます。

boenkyo3

旅するエンサイクロペディア 望遠郷 装丁の参考書

海外旅行ガイドブックはたくさんありますが、中でも有名なのは地球の歩き方や個人旅行などでしょうか。他にもムック本や小型のarucoやコトリップなど特に女性をターゲットにした本がたくさんでています。

LOGO MODERNISM

Logo Modernism

モダニズムを感じさせる6000ものロゴを集めた本がタッシェンから出るそうです。

CDT

小冊子の装丁 CDT 葛西薫

本屋を一周してなにげなーく帰り際に平積みコーナーを覗くと上品なピンク地と鮮やかな紺文字で一際目立つ小冊子がありました。

書籍デザインのポスト

タイポグラフィーのポスト

お気に入りアイテムのポスト

デザイン理論のポスト