2019.5.12
展覧会のフライヤーデザイン20種
展覧会のフライヤーを集めたのでご紹介です。スタンダードなレイアウトから複雑なレイアウトまで。
スタンダード系
タイトルのボリューム感はとてもスタンダードですが、欧文の入れ方など細かいところで小技が効いてます。
バスキアのパワフルさがボールドな書体から伝わってきます。
オールド感のある書体からコルビュジエの時代を感じますね。
色と書体から印象派の雰囲気。
ビジュアルに載せたタイトルの入れ方が可読性ギリギリを攻めてます。
縦組みキャッチがうまくビジュアルを繋いでいます。
さらっとしてるけど、モノクロ写真を色で補って雰囲気を伝えてます。
ビジュアルとタイトルの弱さが絶妙です。
タイポグラフィー系
ビジュアルと一体化したタイポグラフィのパワーが強い。
迫力のあるタイトル組みを色でさらに印象付けています。
タイトルから覗くビジュアルがおどろおどろしさを出してます。
手書きのパワーすごい。
複雑レイアウト系
ビジュアルにインパクトを小さくまとめたタイトルで生かしてます。
ウィトルウィウス的人体図的な雰囲気。色の濃度も凝っています。
シンプルながら、角がずれたらどうしようと思うような繊細なレイアウト。
編みを模した黄色の枠線が効いてます。
可愛い色合いから間口の広さを感じます。
分割されたオブジェクトが特徴的。
こちらも分割系です。
分散したオブジェクトが雰囲気を作っています。
グレーアウトした部分がタイトルの意味合いを表現しています。
いかがでしたでしょうか。系統は大別するといくつかに分けられますが、ディテールの表現の仕方で伝わるものが全く変わってきますね。グラフィックデザインの可能性を感じます。

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