畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2017.9.18

デザイナーがビジネスの世界で活躍するために読みたい5冊


デザインの世界とビジネスの世界は、CDOという言葉が一般的なレベルにまで普及しビジネスの世界でデザイナーが重要視されるようになり、史上最も近づいているのではというぐらい近づいています。
今回はビジネスの世界で活躍されることが求められるデザイナーとして生きていくために読むべき書籍を5冊選んでみました。

ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 ダニエルピンク

ハイコンセプト 新しいことを考え出す人の時代
今後ビジネスマンがデザインやデザインシンキングに対してどのように取り組むべきか、そこから推測されるデザイナーがビジネスの場でどのような役割を持たれていくのかを書いた本です。デザイナーだけでなくビジネスの現場での要請としてナレッジワーカーではなく価値や感覚に訴えることが「人」に求められていくだろうということが丁寧に描かれています。本書は10年以上前の本ですが、内容の新しさ古さというよりは出版当時からの時代の流れを考えながら読むとより今後デザインとビジネスの役割が変わっていくのかが予想しやすくなります。デザイナーだけでなくビジネスマンにもオススメの書籍です。

ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 ダニエルピンク

ブランドエクイティ戦略 デービッド・A・パーカー

ブランドエクイティ戦略
ハイコンセプトで提唱されているデザイン・付加価値の大切さをビジネスの場で活用する時に利用されるのがブランドという概念です。本書はブランドをブランドエクイティという考え方でまとめています、ちなみにブランドエクイティは「ブランドロイヤルティ・名前の認知・知覚品質・知覚品質に加えてブランドの連想・他の所有権のあるブランド資産」の五つのカテゴリーにグループ化されており、ブランドエクイティを様々な過去事例から、ブランドがどうあることによってその価値を生み出せるのかに言及しています。特にブランドデザイナーを目指す方にオススメ。

ブランドエクイティ戦略 デービッド・A・パーカー

なぜビジョナリーには未来が見えるのか エリック・カロニウス

なぜビジョナリーには未来が見えるのか?
ビジョナリーという人々がいます、超有名なところだとスティーブジョブスとかアマゾンのジェフベゾスなどだと思いますが実際そこまで有名人でもなくてもビジョナリー、ここでいうところの先見の明があり物事を見通し事業運営に関わることができる人は成長し続ける会社には必ずいます。
そんなビジョナリーという存在になるためにはどのような思考法を持つべきなのかを脳科学の視点で分析したのが本書です。この本は個人的には実践的ではないと思いますが、事業というか物事に取り組むとき自分の視点が局所的になっていないかの確認になると思います。

なぜビジョナリーには未来が見えるのか エリック・カロニウス

やりたいことをやるというビジネスモデル 遠山正道

やりたいことをやるというビジネスモデル
前の3冊と若干毛色が違うのが本書です、Soup StockやPass the Batonを運営するスマイルズの代表遠山正道さんのビジネス観をPass the Batonの立ち上げエピソードを通じて語っています。
遠山さんは元々三菱商事でビジネスマンの超エリートとしてビジネスに関わっていらっしゃいましたが、自分で個展をやったりSoup StockやPass the Batonの立ち上げ方も自分でロゴのラフを作ったり、商品の提供形態をビジュアル的に考えたりと、デザイン先行で考えているところが面白く、ビジネスモデルという言葉は使われていますが、デザイナーが読むとしっくりくる内容です。デザイナーがビジネスにどのように関わっていけるのかのヒントになる本だと思います。

やりたいことをやるというビジネスモデル 遠山正道

スティーブ・ジョブス1.2 ウォルター・アイザクソン

スティーブ・ジョブス
今回紹介している本はデザイナーがビジネスの世界でどのように居場所を見つけるのか、もしくは居場所を見つけるなんていう消極的な言い方ではなくビジネスにどう「影響していく」のかを学べるような本を考えさせてくれる本ですが、遠山正道さんもスティーブ・ジョブスも感覚が非常にデザイナーに近いため、デザイナーがビジネスへどう関わっていくかの参考になります。ただジョブスが決定的に普通のデザイナーと違うのはビジネスというお金儲けの感覚が非常に鋭いところです、デザイナーがジョブスのようなビジネス感覚を少しでも身につけると仕事のやり方が変わってくるのではということでご紹介しました。

スティーブ・ジョブス1.2 ウォルター・アイザクソン

いかがでしたでしょうか、新しい本は特にありませんがやや時間が経っている本の方が当時から今への時代の流れを見ていくと本の予想と実際がどれぐらい差があるのかが見えて意外と面白いという事に最近気がつきました。

今後今まで以上に職能が幅広くなっていくデザイナーとして生きていくために何が必要なのか、これからも勉強を続けていきたいですね。


縞模様の歴史

関連記事

はじめての編集

はじめての編集 菅付雅信 

編集とはなにか定義するだけではなく編集という仕事を広義にとらえ、本や雑誌を作るだけではなく全ての仕事は編集されることによって作られているということを、非常に分かり易く解説してくれています。

fontplus 資料

【レビュー】Fontplus 藤田重信さんのフォントの作り方

フォントワークスのフォントデザイナー藤田重信さんが登壇されるという事でこれは行かねばと思いソフトバンクテクノロジーが開催するセミナー、Fontplusに行ってきました。

ポスター ロートレック

デザインとスピード 2014年秋編 2/2

デザインとスピード1/2の続きです。今回は仕事の質とデザインという仕事との付き合いについて。

オリンピックデザインマーケティング

グラフィックデザイナー必読 オリンピック・デザイン・マーケティング: エンブレム問題からオープンデザインヘ

グラフィックデザイナー、そしてデザインを依頼するクライアント必読です。

TooLs

100 Tools 自分の道具 編集の仕事

本屋さんをブラブラしているとグルビさんの100の道具のような本が売っていました、思えば「TooLs」から始まったのか100の○○的な本をよく見る気がします。

にほんの建築家

デザインの色使いと建築

僕はデザインで色を使うのが苦手です、いやもしかしたら苦手というよりあまり好きじゃないのかもしれません。でもたくさんの色をうまく組み合わせたりする事が出来る人を見ると羨ましくなります。

やりたいことをやるビジネスモデル

やりたいことをやるビジネスモデル―PASS THE BATONの軌跡 遠山正道

やりたいことはあるけどビジネスの仕方がわからない人は読まなくても大丈夫、ビジネスをしたいけどやりたいことがわからない人に読んで欲しいという一文から始まる本書は、ビジネモデルという言葉が入る書籍タイトル

腕のいいデザイナーが必ずやっている仕事のルール125

腕のいいデザイナーが必ずやっている仕事のルール125

本作りの企画案を立てているのですがなにか参考になる本ないかなーと青山ABCをぶらぶらしながら、結局いつものようにデザインコーナーに足が向き、いつの間にか手に取ってしまった本です。

MUJI式 世界で愛されるマーケティング

MUJI式 「らしさ」の作り方

MUJIらしさとはが、とてもよくわかる一冊です。

判断のデザイン

判断のデザイン チップ・キッドTED Books

TED Booksからチップ・キッド「判断のデザイン」。

書籍デザインのポスト

タイポグラフィーのポスト

お気に入りアイテムのポスト

デザイン理論のポスト