畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2014.5.31

UXとシンプルなデザイン


アプリのUIデザインをやらせてもらった時UXについても調べてみたりしました。
何しろ元は紙媒体メインでウェブはたまにお仕事をいただくぐらいの感じなのでUXについてきちんと勉強したことはありません。

無印良品うちわありませんと自信満々に言い切るのもどうかという感じですが、一朝一夕で身につくほど簡単なものでもないと思いますし、デザイナーだけで完結しているものでは当然ないので、なかなか学ぶ機会がなかったのですが、まずはUXがなんなのかを知るところから始めてみようと調べ始めました。

調べ始めるとUXとは?みたいなサイトが少し出てくるぐらいであとはwikiに情報が出ていたりする程度。意外と認知度は低そうだなと思いつつググり、UXについてわかり易く解説されているatmarkITさんのサイトでwindows、google、アップルそれぞれのUXやインターフェイスについてのガイドラインが解説されていたので参考にさせていただきました。

 

サイトの中で最も興味深かったのが下記項目です。

Windows ユーザー エクスペリエンス ガイドライン13.

目的を果たすことができる範囲で、最もシンプルなデザインを目指す

 

グーグルのユーザー エクスペリエンス10カ条3.

シンプルであることが最も効果的だ

 

アップルのヒューマン インターフェース ガイドライン

ユーザーが行うであろう作業を明確にし、解析しましょう。コンピュータがない環境でのユーザーの一連の作業手順をそのまま模倣するのではなく、コンピュータの強みを生かして全作業工程をいかに簡略にできるかを分析しましょう

 

アップルのガイドラインだけより具体的な方法論に触れているとはいえ、Window、グーグル、アップル共に全てシンプルである事が重要であると訴えています。

この場合のシンプルもしくはシンプルなデザインとは当然見た目だけの事ではなく、実際ユーザーがサイトやアプリに触れた時のアクション、そして目的への到達がシンプルであるべきという事を言っていると思われます。

 

デザインとシンプル

ここで一つ考えたのはやはりデザインとシンプルであることとの関係性です。
デザインのシンプルさとは例えば無印良品のアイテムは余計な装飾などなく色合いや造形などとてもシンプルです。さらに最近webやアプリで潮流となってきているフラットデザインも造形をなるべく簡略化し、表現方法としてシンプルを求めたものです。

ただ上記2つは結果的には同じシンプルなデザインでありながら実は全く違う場所を目指してスタートしています。

無印良品のデザインの場合、例えば無印良品のカレンダーを例に取ると余計な装飾を取りカレンダーの機能だけを残す事でよりその機能を強め、デザインと機能が表裏一体の親密性を持っています。

対してフラットデザイン、ios7がリリースされた時の事はまだ記憶に新しいと思いますがアップデートした人達から「使いにくい」「わかりにくい」などデザインへのネガティブな意見が多く、私の友人など未だにアップデートせずにいます。主流だったスキュアモーフィズムから装飾を取るというところまでは一緒だったのですが擬似的なボタンなど視覚的な理解度が高かったスキュアモーフィズムに比べて視覚的な理解度は確実に下がっています。ios7のデザインを進めたジョナサンアイブも言っているようにフラットデザインはユーザーの成長を基にデザインされているので見た目はフラットでクールですがそもそも視覚的にはわかりにくくなっているのです。

つまり視覚的な機能としてはシンプルじゃなくなっているともいえます、じゃあなぜUXが重視される現在使用の潮流に対してフラットデザインが主流となりつつあるのか。

 

UXとインターフェイスの進化

簡単に言うとインターフェイスを視覚だけに頼る必要がなくなったからじゃないでしょうか、タブレット等でアプリを動かしているとボタン(と言うかボタンの画像を)を押すという動作以外にスワイプなど様々な動作がボタンの代わりとなっています。

例えばグノシーやブログサイトで見られますが、スワイプで次のカテゴリーや記事に移動する操作。これは視覚的にはボタンとして存在してません。ユーザーは経験的、もしくは偶然その操作を発見しとても便利である事に気が付きます。

この操作に気が付かせるにはボタンがわかりにくい方が都合がいい、ボタンが主張しすぎるとボタンを介しての操作に頼りがちになってしまう、ボタンがなくてもストレスを感じずに次のアクションに移れる仕組みがスマホやタブレットによって実現出来るようになってきた、これがフラットデザインが主流となりつつある一つの原因じゃないかと思いついてしまいとりあえずババっと書いてみました。

今までフラットデザインの必然性って、ジョナサンアイブの言葉を聞いても今一ピンと来なかったのですが、スマホやタブレットの進化に伴う必然的な進化と考えると、アプリ、スマホのインターフェイスの今後の方向性が朧げながら見えてくる気がしますね。

UXデザイン入門


縞模様の歴史

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