2017.8.16
江戸から現代へ、漢字書体「真四角書体」がリリース
8月1日より、デザインスタジオのアイデアスケッチが江戸時代に生まれた漢字書体をスタイリッシュにリデザインした書体「真四角書体」をリリースします。
先月「真四角博覧会」をお知らせしたばかりでしたが展示スタート前に発売されていました。
真四角の元になった江戸時代の文字「角字」
真四角書体は、プロダクトデザインなどの現場でアルファベット書体が選ばれることに着目し、漢字書体の記号化に取り組んだプロジェクトです。漢字が持つ象形要素を極限までそぎ落とし、デフォルメされたフォルムが特徴的。
プロダクトイメージ。
真四角書体の詳しい情報はこちらより
https://www.ideasketch.jp/stores/mashikaku-gothic
プロダクトデザインに使うベースの素材フォントとしてはややデザインされすぎているような気もしますが、今リリースで出ているようなベーシックな使い方ではなく、組み合わせ次第では面白いデザインになりそうです。
下記リンクからさまざまなプロダクトで真四角書体を使用したイメージをシミュレーションすることができる「真四角図案機」を試せます。

関連記事

【レビュー】Fontplus 丸明オールドの片岡朗さんと副田高行さんのいい話。
前回、フォントワークスの書体デザイナー藤田重信さんで非常に楽しませていただいたFONTPLUS DYA vol.3に行ってきました。

ディテール・イン・タイポグラフィ 読みやすい欧文組版のための基礎知識と考え方
世界的に有名なスイスのブックデザイナー、ヨースト・ホフリが書いたタイポグラフィの入門書『Detail in typography』の日本語版が登場。

【レポート】FONTPLUS DAYセミナー Vol. 7[欧文フォントの読み方] たづがね角ゴシック
先日いつも良質のセミナーをご提供してくださるFONTPLUS DAY Vol.7に行ってきましたのでレポートです。

青山ブックセンター TypeTalks 第33回「映像・写真で振り返るヘルマン・ツァップさん」
青山ブックセンターのTypeTalks、第33回はヘルマン・ツァップさんについて小塚正彦さんと小林章さんが語るそうです。

フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうにみえるのか
本書では町でよく見かけるブランドやショップなどで、だれでも一度は目にした事のあるロゴタイプに使われているスタンダードなフォントを入り口に中心にしてフォントの使い方を解説してくれます。

FONTPLUS DAY Vol.9 活字は踊る Type KIDS
定期的にフォントを学ぶ機会を下さるソフトバンク・テクノロジー主催のイベントFONT PLUS DAYのVol.9が7月5日に開催されいます。

イ・ギョンスによるタイポグラフィ展 迷い鳥たち:文字の練習 PRINT GALLERY
白金の裏通りにひっそりとありながら、上質な展示をしてくださるPRINT GALLERYさんで久しぶりの展示があります。