畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2017.4.9

Source Han Serif 源ノ明朝 7ウェイトを伴ってリリース


AdobeとGoogleの共同開発した源ノ明朝(げんのみんちょう)がGitHub、Typekitでダウンロードして使用可能となりました。

源ノ明朝

源ノ明朝は簡体中国語、繁体中国語、日本語、および韓国語の4書体でそれぞれ65535の字形を持ち、もちろん無料で使えるという素晴らしいもの、印刷はもちろんデジタルデバイスでの使用を想定して設計されているそうです。

というわけで、Macに元からバンドルされているヒラギノ明朝と比較してみたのでよければご参考ください。

書籍タイトル

企業がブランド力を上げる理由

とりあえず漢字とカタカナとひらがなが入っている書籍を適当にピックアップして打ってみました。ツメはプロポーショナルメトリクスしか入れていません、ウェイトはヒラギノがW3、源ノ明朝はRegularです。正直デザイナーでない限りあんまり変わらないじゃん、みたいな印象を受けそうです。ただ見ていくとやはりかなり違いがあります、特に違いを感じるのはひらがなとカタカナです。

ひらがなとカタカナの違い

源ノ明朝

書籍タイトルの中からひらがなとカタカナが並ぶ「がブ」の部分をアップにしてみました。拡大すると分かりますがまずひらがなの「が」のセリフ部分、源ノ明朝の方が太めで大きくしっかりしてます、そしてこれはカタカナがわかりやすいですが「ブ」の懐部分が源ノ明朝の方が深目です。

上記はヒラギノ明朝よりも源ノ明朝の方がユニバーサルな作りになっていることがわかります、これはデジタル向けで様々な環境で見られることを意識しているからですね。

引き続きひらがなと漢字も見ていきたいです。

源ノ明朝

引き続きひらがなの「げ」に注目したいですが、文字の形がヒラギノに比べるとかなり極端な曲線を描いているのがわかります、漢字はこのサイズだと分かりづらいですが横線が源ノ明朝の方が太めです。漢字に関してはカタカナ、ひらがなとは逆でうろこが弱められていたり、線の強弱も弱かったりで記号化が進んでいます、これは文字の構造が複雑になりがちな感じの方は文字のニュアンスで伝えるというより視認性を強めるチューニングが行われたということでしょうか。

いかがでしたでしょうが、かなり簡単ですが源ノ明朝をヒラギノ明朝と比較してみました。個人的にはひらがなの強められたプロポーションはとても好みな感じで、使ってみたいフォントだなと思いました。

無料で使えるのであまりフォントを持っていないノンデザイナーの方にもオススメです。

絶対フォント感を身につける。2


縞模様の歴史

関連記事

fontplus day

FONTPLUS DAYセミナー Vol. 7[欧文フォントの読み方] 小林章

過去何度か足を運ばせていただき、いつもためになるセミナーを無料!(有料でも良いです)で実施してくださっているFONTPLUS DAYのVol.7が2月22日にあります。

typografia

typografia チェコの文字と印刷の雑誌

古書市で見つけた文字と印刷の雑誌です。 1980年だから35年ぐらい前の雑誌ですが雰囲気はもっと古い雑誌のように見えます。

Lee Kyeongsoo

イ・ギョンスによるタイポグラフィ展 迷い鳥たち:文字の練習 PRINT GALLERY

白金の裏通りにひっそりとありながら、上質な展示をしてくださるPRINT GALLERYさんで久しぶりの展示があります。

hermann zapf

青山ブックセンター TypeTalks 第33回「映像・写真で振り返るヘルマン・ツァップさん」

青山ブックセンターのTypeTalks、第33回はヘルマン・ツァップさんについて小塚正彦さんと小林章さんが語るそうです。

デザインあ

「デザインあ」の書体 ヒラギノUD

「デザインあ」というEテレの番組があって、昨年はデザインサイトで展覧会をやったりするぐらい人気なのですが、番組内で使われている書体がとても見やすいので気になって調べてみました。

MdN

絶対フォント感 MdN

絶対音感ならぬ絶対フォント感、アートディレクター必須のスキルです。

文字詰め

欧文文字詰め 超入門編 ツメツメとアキアキ

デザイン=文字を組むというのが仕事の9割を占めています、文字詰めもただ詰めれば良いのではなく使いたい場所にあった文字詰めをしなければいけません、自分がデザインをする時どのようなプロセスで文字詰めをして

FONTPLUS DAY

FONTPLUS DAYセミナー Vol. 5[Webにおけるタイポグラフィ]

FONTPLUS DAYのVol.5が開講です。

横浜トリエンナーレ

タイポグラフィーをメインビジュアルに使ったフライヤー

日々いたるところで目にするフライヤーですが、写真やイラストが極力使われていない文字の力でデザインされたものを集めてみました。

フォントのふしぎ

フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうにみえるのか

本書では町でよく見かけるブランドやショップなどで、だれでも一度は目にした事のあるロゴタイプに使われているスタンダードなフォントを入り口に中心にしてフォントの使い方を解説してくれます。

Recent Book Design Post

Recent Typography Post

Favorite Tool

Recent Typography Post

Follow design_peeji's board Free paper, flyer like a news paper 新聞紙のようなデザインのフリーペーパー・フライヤー on Pinterest.