畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2016.11.28

アップルのデザイン戦略とアップル・コンフィデンシャル2.5J


最近アップル関連の書籍を読み漁っています。

アップルのブランドづくりや製品づくりは自分の仕事とはかなり違う次元にあるのではと思っていましたが、どう考えても現代最高峰のブランドづくりを体現している会社のことを知らないのは損をしているなと思いまずは手取り早く書籍からインプットを得ています。

アップルの歴史書 アップル・コンフィデンシャル2.5J

読んでて面白かったのはアップル・コンフィデンシャル2.5J、まだ上しか読んでませんがでアップルという企業の歴史と文化、そしてスティーブ・ジョブスがどんな人間だったかが淡々と説明されているいわばアップルの歴史書、ただこの本は直接的なブランドづくりを解説しているわけではないので今の所ダイレクトには思考に効いてきていません。

アップル・コンフィデンシャル2.5J(上)

アップルの物作りへの姿勢をアウトプットから考える アップルのデザイン戦略

タイトルの通りなのですが製品一つ一つを分解・解剖し、そのディテールに隠されたこだわりを分析していくことでどれだけアップルが製品を作る時にどれだけ細やかな神経を使い、毎回究極を目指しているのかがわかります。

アップルのデザイン戦略

何気ないiPhoneの曲線やボタンが実は非常に高度な技術で実現されていること、パッケージの箱の作りが普通の貼り箱とは全く違う作り方をされていること、それが新製品のリリースの度にさらに洗練され普通の人の感覚ではほとんど気がつかないレベルでアップデートされていません。

アップルのデザイン戦略

パッケージづくりの解説。

さらにiPhoneであれば1億台という出荷台数を背景にしたコスト削減を可能にしていたりするわけですがそれも最初からそうだったわけではもちろんなく、まず最初に製品へのこだわりがありそれを実現するために当初は高単価だったものがバージョンアップと共にコストと製品の洗練さがバランスして今のアップルを作ったということが、前述のアップル・コンフィデンシャルを併せて読むとさらによくわかります。

デザインというものが表面的な形状を描くということではなく、ベストなアウトプットを実現するためのコストとの見合いと推進力、さらにそれを実現しなければならないという強い気持ちで成り立っていることがとても実感出来る良書でした。

アップルのデザイン戦略 カリスマなき後も「愛される理由」


縞模様の歴史

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