2016.9.6
ランドセルのデザイン パンフレットと今時のランドセルディレクション事情
うちには来年小学生になる子がいるのですが小学生といえばピカピカのランドセルです。
最近は9月ぐらいまでには買うのが一般的だそうですが、うちは結構早めに動いて7月にはもう予約していましたが、7月ぐらいでも結構な人がお店に来ていて店員さんの案内は順番待ちみたいな状態でした。
いくつかメーカーのパンフレットなどを取り寄せて検討していましたが、強く感じたのはランドセルのブランディングがとても洗練されて子供向けと言うよりは若くてデザインなどに意識が高い大人向けに作られているなというところです、そんな今時のランドセルディレクション事情をご紹介です。
パンフレット紹介
取り寄せたパンフレットの中で良い雰囲気に仕上げられているものをまずはご紹介。
軽井沢土屋
土屋鞄のハイライン「軽井沢」のパンフです、ロゴ箔押しで全体的にストーリー重視でかなり高級感に溢れるつくりです。中面も職人の息遣いが届くような写真も含め構成されています。
土屋鞄
土屋鞄のノーマルラインです、レイアウトも飽きないように凝られているのと手書き文字をうまく使って鞄作りへのこだわりが伝わる作りです。
こちらは革見本帳です、実際の革感は購入する上でかなり大切です。
鞄工房山本
鞄工房山本のパンフ、横長ですが基本的なディレクションは土屋鞄に似ています、手書き文字がない分手作り押しと言うよりはハイライン感が出ています。
ACTUS
アクタスのランドセル、個人的にはこのランドセルのシングルホルダータイプに惹かれました。前二つのディレクションよりライトな雰囲気です。
他のブランドのディレクション
AEON
HPのキャプチャより掲載です、可愛めディレクションのイオンのランドセル。かといって安い感じもせず良いバランスです、親しみやすさがありますね。
池田屋
老舗ランドセルの池田屋。他のメーカーと比べるとかなりライトです、子供向け感がありますね。DVDも付いていました。
重要視されるマーケティングと本当に大切にしたいターゲット
いかがでしたでしょうか、以前高校のパンフレットを制作していたことがあるのですが、高校のパンフレットだとターゲットは7割ぐらいが親御さんとなります。ランドセルのターゲットはさらに親とその親世代にチューニングが合わせられていました。
いかに本当の消費者にチューニングを合わせるかが重要なのかとマーケティングの重要性を感じる反面、子供の本当に選びたいものがきちんと選べるという見方もあるなと感じています。
ちなみにうちの子は分かりやすいお洒落さのない、と言ったら失礼ですが池田屋さんのピカちゃんランドセルを選びました、自分はACTUSか土屋鞄に惹かれていたのですがDVDを熱心に見てランドセルの特徴を力説する子の意見を尊重しました。
ターゲットも大切ですが本当に使う人とのコミュニケーションも大事ですね。
レザークラフト vol.13

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