畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2016.8.11

リズム音痴に送る ライヒのClapping musicを演奏するアプリ


5-6年ほど前でしょうか、坂本龍一のスコラという音楽番組がEテレで放送されていました。

スコラとはラテン語で学校という意味で文字通り坂本龍一がバッハ、ベートーヴェン、チャーリーパーカー、ビートルズなど様々な音楽に関して講義をするという番組です。

schola

ゲストも小沼純一や浅田彰、ジャズの会では山下洋輔とのセッションがあったりと非常に豪華な内容でご覧になっていない方には是非DVDの鑑賞をお勧めいたしますが今回は別にスコラの話ではなく、その番組内で教授が言っていた事をこのアプリをやりながら思いだしたため持ってきました。

つられてしまうリズムとうまくいった時の爽快感

今回ご紹介するアプリは現代音楽家、特にミニマルと言われるジャンルの始祖でテクノやエレクトロニカにも大きな影響を与えたスティーブ・ライヒの手拍子だけで演奏される曲「clapping music」を演奏することができるアプリです。

ミニマルミュージックは基本反復をベースに作られていますが、ライヒはそれに「ズレ」を加えることで豊かな音楽を作り出しています。
どんなズレなのかは代表作の一つピアノフェイズをお聴きください。

手拍子のズレ

そして今回ご紹介するアプリも「ズレ」を使って作られています。

clapping music

このアプリで使われているライヒの楽曲clapping musicは二人で6/8拍子・3小節で作られた同じパターンの手拍子を叩き、片方の奏者が8拍子ずつずれていくという音楽です。

何しろこのずれていく奏者の演奏が素人的にはとても難しいのですが、それをアプリで練習できるという笑真面目なんだか遊びなんだかよく分からない代物になっているのがこちらのアプリです。

もともとは、ロンドンで活動する室内オーケストラ楽団ロンドン・シンフォニエッタのアイデアで始まったというこのアプリ、専用サイトも作られていてかなり本気度が伝わってきます。

http://clappingmusicapp.com/

最近これをやり始めているのですが、うまく叩けると絶妙な「ズレ」を感じる事が出来て非常に気持ちいいです。

なぜこのアプリをやりながらスコラを思い出したのかといえば、自分の記憶が確かなら教授が番組中ゲストの細野晴臣と話している際「リズムにコンプレックスがある」と言っていたのです。今はそうでもないですが若い頃の教授の演奏はリズムのコンプレックスなど微塵も感じさせないドライブ力があります。そんな教授でもコンプレックスを感じるほど奥深いリズム、そしてリズムだけで作られたclapping music。

パターンは12ありますがこれをクリアした時に感じられるであろうカタルシスを求めて今パターン5まで進みました、クリアまで頑張ってみます。

commmons schola: Live on Television vol. 1 Ryuichi Sakamoto Selections: schola TV(Blu-ray)


縞模様の歴史

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