畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2016.7.24

人はなぜジーンズを履くのか 実はとても履きづらいジーンズ


最近とても気になっている事がありまして、それはなぜ人は休日になるとジーンズを履くのかということです。
ジーンズ
Photo Ed Yourdon

基本ジーンズを履いている人は多い

普段スーツを着てとてもカッコよくお仕事をされいる方でもなぜか休日になった途端、当たり前に休日はジーンズでお出かけになられる人が多い気がします。休日でなくても短パンが市民権を得た夏場を除くとスーツの人以外でジーンズを履いている人の率はかなり高いです※ちょっと古いですが日本テレビの調査によると68%程度。

日本テレビ 所さんの目がテン

そもそもジーンズって何

みなさんなんとなくご存知だと思いますので細かいことは書きませんが、労働者のために作られた労働服でその丈夫さと天然のインディゴはがらがら蛇を寄せ付けない効果があるなど副次的な効果があることもあり、ゴールドラッシュのアメリカで爆発的に普及しました。

調べてて意外だったのはデニムの語源がserge de Nîmes(セルジュ・ドゥ・ニーム)というフランス語だったということ。

ジーンズ
Photo Fahad Faisal

あとジーンズで忘れてはいけないエピソードは、洗う・洗わない論争でしょうか。僕は断然洗わない派で、ひどい時は10年近く洗ってない(水洗いは1、2回)とかありましたがこれに関してはもう圧倒的に色落ちの仕方が変わるので誰に何を言われても洗いません。履くたびに洗剤で洗われたジーンズほど「難しい」状態はないのですがこれに関して後述します。

ジーンズを履くのは実は難しいのでは

そもそもジーンズを履いている人が多いなと思った理由がなんとなく似合ってなくて惰性で履いている人が多い気がしたのがきっかけです。

現在のユニクロのオンラインショップでボトムスを見ると、ジョガーパンツ、ハーフ・ショートパンツ、 ロングパンツ(チノ・トラウザー)そしてジーンズというカテゴリー分けがされています。はやりのジョガーパンツは別としてショートパンツ、ロングパンツというカテゴリーと同レベルでジーンズが分けられています。ちなみに無印はパンツとデニムという2つのカテゴリー分けです。

それぐらいジェネラルな存在のジーンズですが、強く感じるのが実は履くのがとても難しいのではということです。それには幾つかの理由があります。

ジーンズにTシャツ

理由1 そのカジュアル感

よくドレスコードでカジュアルokだけどジーンズはダメという事があります。ジーンズと一口に言っても全く色落ちしてないリジット(一度も洗わず糊のついたままのもの)とダメージドでは全く別物です、その為かこれだけ市民権を得た21世紀になっても肌感的にジーンズはカジュアル感が強いです。
そしてこの時期やりがちなのがジーンズにTシャツ、スニーカーというカジュアルなものにさらにカジュアルをかぶせる形。もちろんそれで成立してるパターンもありますがサイズ感と素材感にこだわらないと失敗する可能性は高いです。

理由2 サイズ感あってない

理由1でも少し出てきましたがサイズ感が合っていないものを着ている人が多いです、特に普段はスーツなどを着ている人が休日だけジーンズを着る時によく見られる気がします。おそらく昔買った服をそのまま着ているのでしょう、痩せすぎたり太ったりでサイズ感があまり合っていない人が散見されます。

理由3 かっこいい色落ち

着るとダサくなる理由がかっこいいはなんか矛盾する感じがしますが、ジーンズはしっかり色落ちさせるととても美しいグラデーションを作り豊かな表情を作ります。突き詰めていくと浮世絵と同じぐらいのレベルで芸術的になってきてそれがとてもかっこいいのですが、その分他の服との合わせが難しくなったり、色落ちばかりに目がいってシルエットがオーソドックスなものをオーソドックスに着てしまってなんとなくダサくなってしまったりします。色落ちはとても重要ですが全体のバランスで着ることが重要です。

また特に惰性で着ている方に多いパターンがかっこいいと逆パターンで、おそらく洗濯を頻繁にしているのか色落ちの仕方に表情がなくのっぺりとしていたりします。これはこれでジーンズ自体のかっこよさが半減してしまって着るのが難しかったりします。

色落ちしたジーンズ
10年ぐらい履いているジーンズ、とても美しいがどうしてもサイズ感が古くさくなる

なんだか偉そうに書いてしまいましたが、ジーンズがあまりにもジェネラルになりすぎて実は合わせるのが難しいアイテムなのではないかという疑問からスタートしました。

かくいう自分もいつも最近ジーンズに合わせる服がなくて、というか現代的なシルエットの新しいジーンズはそんなに難しくないのですが履き古したジーンズはいつも困っていました。ロールアップして履いたりしていますがこれからも工夫しながらジーンズと付き合っていこうかと思います。

デニム・バイブル


縞模様の歴史

関連記事

アンティークショップ ショップカード

東京蚤の市で見つけたアンティークショップのショップカード

東京蚤の市で集めた、独特のセンスで作られているショップカードを集めました。

adobe_logo

ADOBE LIVE Best of MAX 2015

11月11日はポッキーの日であると同時にADOBE LIVE Best of MAXの日でもあります。

仲條正義

ギャラリーハシゴ ggg、G8、シャネルネクサスホール

ギャラリーハシゴしてきました ggg、G8、シャネルネクサスホール

Minimal JOURNAL

フリーペーパーのデザイン 24種 新聞紙系、厚めのもの

フリーペーパー集めました。

hermann zapf

青山ブックセンター TypeTalks 第33回「映像・写真で振り返るヘルマン・ツァップさん」

青山ブックセンターのTypeTalks、第33回はヘルマン・ツァップさんについて小塚正彦さんと小林章さんが語るそうです。

東京防災

東京防災 グラフィックデザインのちから

先日我が家に初めてみる黄色い箱が届きました。「東京防災」と書かれた箱に入ったマニュアルとマップは災害時にどう身を守ったら良いかを非常に簡潔にかつ美しくまとめてありました。

万物資性

良デザインのフリーペーパー 9選

良デザインのフリーペーパーを集めました。最近集めたものではなく数年にわたってちょこちょこ集めていたものなのでかなり時間にばらつきがあります。

little_design_studio

小さなデザインスタジオの、大きな影響力 ―少人数で成功した世界のデザインスタジオ30社

デザインを志す人、もしくは既にデザイナーとして活躍している人は一度は独立してデザイン事務所を持ちたいと思ったこと、もしくは独立して事務所を構えているかもしれません。

白い表紙の本が増えている気がする、なんで?

近頃書店に行くとやたらと白い表紙を見かけます。以前はデザイン本でよく見た気がしますがデザイン本に限らず経済、一般書など至るところでよく見ます。

行くぜ、東北。

【まもなく終了】JR東日本 行くぜ、東北。SLOW TRAIN, SLOW LIFE. フィリップ・ワイズベッカー

フィリップ・ワイズベッカーの限定グッズがもらえるチャンス。

書籍デザインのポスト

タイポグラフィーのポスト

お気に入りアイテムのポスト

デザイン理論のポスト