畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2016.3.24

【レビュー】Fontplus 藤田重信さんのフォントの作り方


フォントワークスのフォントデザイナー藤田重信さんが登壇されるという事でこれは行かねばと思いソフトバンクテクノロジーが開催するセミナー、Fontplusに行ってきました。

fontplus 資料

解説に使われたスライドの一部が載った資料。

もちろん話の主体は筑紫書体、特に新作の筑紫C見出明朝と筑紫Q明朝の話が中心です。

fontplus 資料

筑紫C見出明朝サンプルと他書体との比較

fontplus 資料

筑紫Q明朝L

ヒラギノやリュウミンなどと新フォントを比較したスライドを見たり、新フォントと写真と組み合わせたスライドを見ながらその情景に自らウットリされている藤田さんは非常にチャーミングです。

フォントが持つ情感

今回藤田さんがお話されていた事の中で繰り返しおっしゃっていたのが「情感があるフォント」です。情感とは写真などと組み合わせた時食べ物が美味しく見えたり、情景が浮かんだりするという事のようでした。筑紫シリーズはこれまでデザイナーが文字を組んだだけでは表現できずデザイナーが手で作り込んでいたようなシズル感や雰囲気をデフォルトで持っている書体です。今後Webフォントが主流になるとその価値はさらに伸びるとおもわれます。

またフォントを作るテクニック的な部分でいうと、筑紫明朝などはやはりというか活字の実際に刷られた状態のインク滲みが作ったボールド感を出されているという事で、それがデジタルでファインな状態でいつも文字を見ている現代人には温もりを与えている事が今支持を集めている要因ではとおっしゃっていました。

fontplus 資料

印刷された文字と筑紫シリーズの比較

ご自分の書体やフォントの中でも人生を変えたという石井明朝について語られる時の表情が60歳手前とは思えないほど可愛いらしかったです。

進化は止まらない

藤田さんのおっしゃっていた言葉の中で最も印象に残っているのがフォントの画角のお話で「自分にはまだできない」と言っていた事です、1957年生まれで60を手前にしてまだまだ進化する気満々なのです。
自分など40手前にして成長が終わったかもなどとかんがえていましたが、自分もまだこれから進化できるのかもと改めて考えさせられました。

もじ部 書体デザイナーに聞く デザインの背景・フォント選びと使い方のコツ


縞模様の歴史

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