畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2016.3.5

METAFIVE 渋谷系チルドレンに捧ぐ


そろそろあと数年もすれば40を超える自分と同じぐらいの世代にとってジャズ、ボサノバやMPB、フレンチポップ、ヒップホップのサンプリング文化まで咀嚼してポップミュージックに昇華させ、聴いている事だけでおしゃれだなんだとブランドになり、ボーダーとマッシュルームカットの市民権を引き上げた渋谷系と呼ばれる音ムーブメントの洗礼を受けておられる方が多いのではと思います。

40手前世代が得られなくなったワクワク感

その後渋谷系の王子として君臨したフリッパーズギターの数倍以上のテクニックでジャズやブラジル音楽を咀嚼し、エレクトロニカでフュメ(出汁のことです)をとったハイブリッドなポップミュージシャンは椎名林檎をはじめ数多く生まれていますが、かつての渋谷系のような純粋ポップミュージックとしてのワクワク感を感じさせてくれる人はいませんでした、言い切ってしまいますがあくまで主観です

渋谷系ミュージシャンのその後

当の渋谷系ミュージシャン達は何をしているのかといえば小西康陽さんは同じ世界観をキープしながら野本かりあなど野宮さんの代わりのディーバとのコラボレーションを行ないコンスタントに良作を生み、フリッパーズギターの二人のうち小沢健二は音楽活動を積極的に行ってはおらず社会活動家の延長線上で少し音楽活動をしている程度。

今回はそんな元フリッパーズギターのもう一方、小山田圭吾さんが参加するMETAFIVEのご紹介です。METAFIVEは高橋幸宏を中心に砂原良徳、TEITOWA、LEO今井、ゴンドウトモヒコそして小山田圭吾が参加した音楽ユニットです。

METAFIVE web

YMO、渋谷系以降の東京の音

結成経緯などはググっていただくとしてその参加メンバーの渋谷系感、高橋幸宏のレジェンド感、そしてLEO今井のハイブリッド感が現代的という陳腐な表現に堕してしまうのは自分の誤謬のなさですが見事に「今」の音になっています。


最も多感な10代に「ジャニス※」に行かずともyoutubeでほとんど全ての音楽を聴く事ができる世代にぎりぎり足を踏み入れない世代が作る音楽のなんと重いことか。
渋谷系がファッションだったら渋谷系の本質とか東京の音ってなんなんだろうと考えた時の答えの一つにMETAFIVEがあるのかもしれません。
※お茶の水にある伝説的レンタルレコード店

そして取り上げずにいられないのがそのアートワーク、全体のアートディレクションはテイ・トウワ、ファーストアルバムのジャケットは五木田智央がイラストレーションを担当し、ライブのVJは中村勇吾率いるtheが担当とバラエティに富んでいますが、全体の色彩はモノトーンに抑えられ一貫したイメージに抑えられています。
METAFIVE web
METALICAのロゴを極端にモノライズしたようなMETAFIVEのロゴは様々な音楽ジャンルを内包したMETAFIVEの音楽をよく表現していますし、ロゴTシャツは即ポチりたくなるほどかっこいいです。

アートワークと音楽が高レベルで融合したMETAFIVE、今後の活動が楽しみすぎます。

METAFIVE META


縞模様の歴史

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