畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2016.2.14

Tatiana Parra AquiとLight House


音楽を言葉で表現しようとすると別の音楽家に例えるかその雰囲気を詩的に表現するかと二分しますが、このブラジル人ミュージシャンを前者で語るとエリスレジーナとメレディスモンクのハイブリッドが歌う現代ショーロです。

ファーストのインテイラはアンドレス・ベエウサエルトのアカ・セカ・トリオも参加していて他の2作品に比べると割と賑やかな印象ですが、今回レコメンドするのは続くセカンドとサードのAQUIとLIGHT HOUSEです。

同じ歌とピアノの対照的な二作品

どちらもほとんどがピアノと歌のミニマルな構成ですが趣はまったく違います、AQUIはピアニストがアンドレス・ベエウサエルトで曲もピシンギーニャのカリニョーゾからエリスレジーナのカバーまで様々ピアノも基本どこか明るく良い意味でざっくばらんな印象、かたやLight Houseはピアニストがヴァルダン・オブスピアンで曲もヴァルダンのオリジナルが半分以上とヴァルダン色が全面にでていてバロックと現代音楽、ジャズとブラジル音楽が混ざったような雰囲気、バロックの消化の仕方とピアノのタッチはブラッド・メルドーを彷彿させます。


Light HouseのChorinho for Tati

どちらも素晴らしく良いので甲乙つけがたいですが今の気分的にはAQUIのそこはかとない明るさが心地いいです、特にアマゾンレビューだとエリスレジーナのCorrida de jangadaが人気みたいですが自分の一押しはカルロス・アギーレのカバー、Milonga Grisです。Light Houseを予兆させるスキャットとピアノのユニゾン、ベエウサエルトの美しくも野性味あるピアノが最高です。

2月も後半、終わり行く冬の最後を感じるにはLight Houseの静謐さも捨てがたいですね。

内容を強く示すジャケット

忘れてはいけないのがジャケットです、どちらも紙ジャケットですがAquiは三つ折りにブックレットがついてアンドレスとタチアナが楽しそうにしている写真や、表面も二人をメタファーにしたような公衆電話の写真が使われていますが、Light Houseの方は内容を示すような抽象的な写真が使われていてジャケット自体も表と裏面のみのかなりシンプルな作り。音楽だけでなくジャケットにも内容が色濃く出ている作品たちです。

tatiana_parra

どちらを選んでもハズレはないと思うので是非季節の変わり目をTatiana Parraで楽しんでください。

AQUI


縞模様の歴史

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