畑を耕すようにデザインの事を考えるデザイナーのためのマガジンPeeji(ペエジ)。

2013.12.3

白い表紙の本が増えている気がする、なんで?


atarashii近頃書店に行くとやたらと白い表紙を見かけます。以前はデザイン本でよく見た気がしますがデザイン本に限らず経済、一般書など至るところでよく見ます。白と言っても地が白いだけで文字に色が入ってたり、絵柄がポイントで入ってたりは良くありましたが、地が白くて文字がスミだけみたいなのはあまりみなかった気がします。

白い表紙がいくつも平積みで並んでいることもあるし一体なにがあったんだという感じです。
今日青山ブックセンターの一般書、デザイン書コーナーだけをぐるっと回って平積み立て掛けで、目についた本だけメモってみましたが14冊ありました。ちなみにこれは基本白地にスミ文字、絵柄なしを基準に選びました。地色が紙の色でクリームっぽいものとか、「ふすま」等絵柄と呼べそうなものポイントで少しだけ色文字のものもありますが個人的なパッと見の印象で白い!と思ったもののセレクションです。

 


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白表紙にスミ文字の表紙は他に全く絵柄がないので当然文字大きめが多いです。読ませたい文字だけズバっと目に入ってきます、そのせいかキャッチがそのまま本のタイトルになったような本か極端に短いタイトルもあります。

そして目立つ、白い表紙でスミ文字だけの本はタイトルのキャッチーさによりますが中身がすぐに想像できるのでかなり目を惹きます。特に自己啓発系は普段興味がなくても気になってしまいます。
さらに白い表紙が増えてきたら白い表紙同士で目立たなくなるだろうなどと思っていましたが意外とそうでもなくて、実際今日見た青山ブックセンターなんか平積みと立て掛けでいくつも並んでましたがどれも目に飛び込んできました。

こうなってくるとデザインではなくほとんどキャッチだけの勝負になってきます。

しかしなんで白い表紙の本が増えて来てるんでしょう、白い表紙の本はウェブ販売より書店に並べられたと時他の書籍より目立つ事を意識してると思います。これだけウェブで本を買う人が増えてきても本の表紙は書店を意識している、さらにウェブ閲覧時に当たり前になった斜め読みの感覚がキャッチだけを読ませる表紙に表れているような気がします。

今後ますます白い表紙の本は増えてくると思います、もともと本ですから中身の文章で勝負するのは当然なのでしょう、 また白といっても紙の質や印刷の仕方でひと通りには行かないしデザインに繊細な感覚が必要なのはとてもよくわかるし、自分でも作りたいと思うのですがやっぱり全部がこんな表紙だったら味気ないですね。


縞模様の歴史

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